ライバーとの本気の恋を暗に認めるライブ配信アプリ運営者さん(39歳・ITエンジニア)にインタビュー

ライバーとの本気の恋を暗に認めるライブ配信アプリ運営者さん(39歳・ITエンジニア)にインタビュー

徹平さん(39歳・男性・千葉県・ITエンジニア)への取材インタビューです。

ライブ配信アプリの運営会社で、ライバーのサポートをする徹平さん。アダルトな行為や出会い目的のユーザーは、監視しきれずに黙認してしまうことも多いそうです。

取材メモ
プロフィール 徹平さん(39歳・男性・千葉県・ITエンジニア)
ビデオ通話エッチの頻度 週2~3回
時間帯 深夜~早朝
主な相手 主婦ライバー
よく使うサイト Stripchat
道具 ラブンス
やり方 ほかの視聴者と協力し合いながら責める
工夫した点 独占しようとしない、みんなで楽しむことを心がける

ライブ配信アプリ運営者になったきっかけ

ヒロシ:はじめに、徹平さんがライブ配信アプリの運営会社に入社したきっかけを教えてください。

徹平さん:もともと、フロントエンドの仕事を探していて、ちょうど条件のいい募集を見つけたので、あまり深くは考えずに応募し、すぐ採用されました。うちの会社は、配信アプリのほかにも色々なウェブサービスを運営しているので、最初からライブ配信に興味があったわけではありません。

ヒロシ:入社されてすぐに、ライブ配信アプリの担当になったのでしょうか。

徹平さん:そうです。複数の業務を兼任していますが、主にフロントエンドで関わることになりました。

ヒロシ:もともと、ライブ配信アプリを使ったことはありましたか。

徹平さん:視聴者として、イチナナやポコチャなどの有名なアプリを覗いたことはありましたが、配信者としてライブ配信したことはなかったですし、人よりも詳しかったわけではありません。

ヒロシ:仕事を通じて詳しくなっていったのですね。

徹平さん:そうです。

ヒロシ:ライブ配信アプリの仕事をしていると、配信者であるライバーさんとの関りもありますか。

徹平さん:キャストのサポートをするのも私たちの仕事です。従来の、いわゆるチャットレディと違って、プロダクションとキャストは雇用関係ではないので厄介です。

ヒロシ:最近のライブ配信アプリは、個人がスマホ一つで配信できますしね。

徹平さん:そうです。年齢確認さえずれば、誰でもすぐ配信できる時代です。

ヒロシ:ライブ配信アプリの運営側として、ライバーとの関りはどのようなものですか。

徹平さん:まず、規約に違反しているキャストに注意するのも仕事の一つです。例えば、禁止ワードに引っかかった投稿をしたり、アダルトな配信をしているキャストはブラックリストに載ります。

ヒロシ:ライバー全体の中で、そのような要注意人物はどのくらいいますか。

徹平さん:かなりいますよ。特に、女性ライバーは自らセクシーアピールをして、視聴者を集めている節があります。

ヒロシ:ほかには、どのようなライバーが出禁になりますか。

徹平さん:アダルトな行為のほかに、出会い目的も規約違反です。視聴者がキャストをナンパするのはもちろんですが、キャスト側が誘うのもNGです。

ヒロシ:ライバーさんが視聴者さんをナンパすることもあるのですか。

徹平さん:ありますよ。常連になってくれた視聴者さんや、特にチップや投げ銭をよく送ってくれる男性がモテます。もしかすると、アプリの外で金銭のやりとりがあったり、会って交際することもあるかもしれません。

ヒロシ:アダルトな配信や出会い目的がバレると、出禁や強制退会になるのですか。

徹平さん:基本的には、最初は注意で済みますが、繰り返すキャストさんは出禁になります。視聴者さんも同じです。

ヒロシ:ちなみに、ライブ配信アプリ運営者になる前に、リスナーとしてプライベートで楽しむことはありましたか。あるいは、配信者になったことはありますか。

徹平さん:若い頃に、いわゆるアダルトライブチャットで遊んでいたことはあります。もっと前にさかのぼると、テレコミで女子高生と援助交際したこともあります。

ヒロシ:90年代には、テレコミが流行りましたよね。

徹平さん:今とは違い、わざわざテレクラの店舗まで出向いて電話していましたが、リアルで待ち合わせできる今日やれる女性は今よりも多かったと思います。

ライバーとの本気の恋はこんな感じ

ヒロシ:ライバーとリスナーという関係から、本気の恋に発展するパターンもあると聞きます。

徹平さん:よくありますよ。運営的には、キャストと視聴者さんとの出会いはNGですが、抜け穴を使って出会っているそうです。

ヒロシ:どんな抜け穴がありますか。

徹平さん:例えば、うちのアプリの場合、キャストのプロフィールの中に、SNSを記載するのはOKです。ほとんどのキャストさんが、個人のツイッターやインスタのURLを貼っています。本来、次回の配信スケジュールを告知するために許可しているのですが、個人アカでユーザーさんと繋がってしまうと、DMのやりとりまでは干渉できないんです。

ヒロシ:配信で仲良くなった常連さんは、ライバーから見ても恋愛対象になりますか。

徹平さん:真面目な恋愛で連絡先を交換する人もいますが、パパ活のように、個人的な交際が目当てで交換している人もいるそうです。キャストの報酬は、よほど人気が出ないとあまり多くは稼げないので。

ヒロシ:キャストも増えたからですかね。

徹平さん:その通りです。キャストの数が増えているので、視聴者を獲得するための競争率は高くなっています。

ヒロシ:ライバーと視聴者との恋愛があることを把握しながら、徹底的に取り締まらないのはどうしてですか。

徹平さん:正直言って、コストがかかるからです。全ての配信を目視で監視することなんてできませんし、AIにも限界があります。チャットやメールの内容も、やはりチェックしきれませんし、外部のSNSのDMももちろん覗けません。逆に、もし可能だったとしても、そんなことをしている人的資源がないんです。

ヒロシ:なるほど。深刻ですね。

徹平さん:合理的に考えて、暗黙の了解で黙認しています。

エロライバーの実態について

ヒロシ:アダルトな配信をする、いわゆるエロライバーの話に戻って、詳しく聞かせてください。

徹平さん:やはり、ライバーが増えて、視聴者の獲得が難しくなってきているので、エロを前面に出して誘惑するキャストはかなりいます。女性ライバーは、エロを匂わせないとほぼかなら難しいのではないでしょうか。

ヒロシ:どこまでのエロを許容していますか。

徹平さん:規約上は、性的な表現はすべて禁止です。でも、どこまでが性的なのか、人それぞれ価値観が異なりますし、取り締まるのは容易ではありません。

ヒロシ:下着や水着は、NGですか。

徹平さん:規約上はNGです。でも、やはり目視では監視しきれないので、漏れはあると思います。

ヒロシ:ちなみに、エロい配信が原因で出禁になったり、強制退会になったキャストはいますか。

徹平さん:いますよ。例えば、ネカフェから配信をしていたとあるキャストさんは、自慰行為をしていることで有名でした。しばらくは様子を見ていたのですが、ネカフェの個室ブースを出て、店内を歩き回って配信しているのを見つけたので、強制退会にさせていただきました。

ヒロシ:かなり大胆ですね。

徹平さん:最近のライバーさんは、素人とはいえかなり大胆ですよ。

編集後記

今回は、イチナナやポコチャに代表される、ライブ配信アプリの運営に携わるITエンジニアさんにお話を伺いました。

ライバーとリスナーという関係性は、あくまでもチップや投げ銭の対価でエッチな行為を楽しむ関係でした。

でも、常連になり、親密度が増していくと、リアルなデートや交際に発展するケースもあるそうです。

今の時代、個人のX(旧ツイッター)や、インスタをプロフィールに載せるのは当たり前。

SNSの個人アカからDMを送れば、常連さんなら返事を貰えるのも理解できます。

ライブ配信アプリが全盛の今の時代の、新しいナンパの形と言えるかもしれません。

今、ライブ配信アプリの業界にもAIの並が押し寄せていると言います。

従来からある、人間対人間のライブ配信ではなく、3Dアバターを相手とする、メタバース空間におけるコミュニケーションが増えています。

オンラインゲームの要領で、アバター同士でコミュニケーションをとりつつ、性的な行為も楽しむ。

さらにそこへ、Apple Vision Proのような新しいガジェットが加わり、バーチャルセックスの可能性は広がっています。


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